7年ぶりの東北訪問

こんにちは。
はり灸レンジャー ラベンダーの木村智美です。2012年9月に初めて訪問して以来、参加したいと思いつつ7年が経ち、今回が2度目の参加になりました。

初日の活動場所は南三陸町にあり、活動前にさんさん商店街に寄りました。最近、移転したというニュースは聞いていましたが、駐車場には大型バスや観光のマイカーが頻繁に出入りし、賑やかな雰囲気でした。敷地から川を挟んで対岸には、旧役場の最上階部分だけが見え、手前の土手は随分と高く作られ、自分が立っている足元はかさ上げされた土地であると実感しました。災害に強い町になる事を願っています。

施設での活動中、マッサージを受けていた方から『震災前によくマッサージに行った場所が津波で流され、移転したか閉店したのか未確認』という話を聞きました。施設は新しくなっても、津波の記憶をそれぞれお持ちなのだと、改めて感じました。慢性の症状を抱えた方を劇的に改善する事はできませんでしたが、少しでも楽になって頂ければと思います。施設の職員の方々にもお忙しい中、コミュニケーションを繋いで頂きありがとうございました。

施設での活動後、津波で被災された方のお話も聞く事ができました。様々な体験を聞かせて頂きながら、自然災害は想定外、非日常が続いた事が伝わってきました。万が一災害に遭遇してしまったら、まずは命を守る為の行動を忘れずにいたいです。

田村市のNPO法人にも、私は初めて伺いました。いつも患者さんに接する時と同じ言動でいたところ、ベテランのメンバーから、幾つか言葉遣いやケアの方法など、アドバイス頂きました。せっかく今までメンバーが築いてきた絆ですので、より良い活動に繋げていきたいです。昼食時には施設の皆さんから震災当時の様子を聞かせて頂きました。初めて聞く体験談ばかりで驚きましたが、今日まで皆さんがご無事で何よりでした。貴重なお時間をありがとうございました。

今回は新しく出会った地域の方々やメンバー達のおかげで、個人では至らない見方や考え方に気付く事ができ、とても有意義なひと時でした。東北の現地で活動させてくださった地域の皆様、後方支援を含むレンジャーの仲間達のおかげです。本当にありがとうございました。

20190924木村

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