第2回能登訪問(二日目)概要

4月29日(月祝)石川県 輪島市

<施術時間・場所>
11:00~15:30・河原田公民館 図書室(輪島市西脇町)
13:00~15:30・輪島高等学校 避難所(輪島市河井町)

<参加者>
鍼灸師 5名〔藤田(石川県), 森野(愛知県), 西井(兵庫県), 森川×2(兵庫県)〕
調整員 1名

<受療者>
河原田公民館・17名
輪島高校・13名

<対象>
避難所被災者(被災者支援)
現地職員(支援者支援)

<活動内容>
鍼灸施術
セルフケア用品の無償配布(希望者)

<日程>
9:00 七尾市避難所 出発
10:15 輪島市 河原田公民館到着
11:00~15:30 鍼灸施術
※ 途中から2班に分かれて活動
13:00~15:30 輪島高校にて鍼灸施術
16:00 撤収後、金沢駅へ向けて出発
18:30 金沢駅にて解散

<詳細>
今回の能登支援では、JOCA(青年海外協力協会)の手厚いサポートのお陰で、施術に集中することが出来ている。
被災地での活動は、多くの支援団体の協力で成り立っている。

その現地支援団体から「体が軽くなった」「疲れが取れた」「また来てほしい、ありがとう」といった施術後の感想を伝え聞けることも嬉しい限りである。

輪島市 河原田公民館

今回、前回と場所は違えど同じ輪島市内ということで、前回受療された方とも出会えた。
「ローラー鍼、使っているよ」と、有難いお言葉も聞けた。
ケアするポイントを再度お伝えすることで、セルフケアも定着すると考える。
再訪問することの重要性を感じる瞬間である。

前回とは異なる場所で単純に比較は出来ないが、血圧の高い人が多かった。
同じ輪島市内の避難所でも、その環境は大きく違った。
ワンタッチテントや段ボールハウスでプライバシーが守られている所もあれば、段ボールベッドと低い仕切りだけで生活の場が丸見えの所もある。
ただ、それも施術環境と同じで一長一短あり、プライバシーが不十分と思われるところは逆に目が届きやすいという利点もある。

発災から4か月が経つが、思いのほか、復旧・復興に時間を要している。
輪島に残る人から「仮設住宅に中々当たらない」といった切実な声も多数、耳にした。
日常に戻るまでには、まだ遠いと感じる。

これまでの被災地に比べ、ボランティアの数も圧倒的に少ないようである。
今後も支援団体と連絡を取り合って、支援の必要な人や所に支援を続けていきたい。

(ブルー:森川真二)

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