こんにちは。
はり灸レンジャー、パープルの西井牧子です。
新年早々の能登半島地震の被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げますと共に、1日も早い復興を心から願っております。
被害の大きさを報道で目にする度、被害に遭われた方々の計り知れない悲しみやご苦労などに思いを馳せると、居ても立ってもいられない気持ちで日々過ごしていました。
発災から2ヶ月半が経ち、ようやくライフラインも戻りつつある輪島に、今般はり灸レンジャーとして初めて鍼灸ボランティアに伺うことが出来ました。
金沢から輪島へ向かう道中は、能登半島を進むにつれ地割れや山々の滑落、そして倒壊した家屋の数々に言葉を失うばかりでした。
私達が活動をさせていただいたのは、輪島の中心部に近いKABULETと言う入浴施設でした。
被災された方々の、入浴という大切な役割を担う施設の一部屋をお借りし、2日間で56人もの方々を治療させていただく事が出来ました。
発災直後は無我夢中で頑張って来られた方々も、重い水や物資を運んだり、瓦礫の撤収など重労働が続き、お身体にも相当な負担がかかっていらっしゃいました。
また、避難所生活も長くなり、不眠やめまいなどの自律神経症状がひどくなってきた、とお聞きする機会も多かったです。
そんなまだまだ大変な状況の中、はり灸治療を通じてたくさんの方々にホッと一息ついていただけた事は私にとっても大変嬉しい事でした。
更に嬉しいことに、初日に治療を受けていただいた方から翌日に、
「こんなにも身体が楽になるなんて!
神戸の先生の所に通いたいぐらいですが、それは難しそうなので、私も鍼灸師を目指してみようかな、と思うぐらいに、身体の変化に驚きました!」
と言う、大変嬉しい感想をいただき、治療を通じて喜んでいただけた事が大変嬉しく、鍼灸師冥利に尽きました。
来月も、そしてこれからも、はり灸レンジャーの一員として、細く長く輪島の方々のサポートをさせていただけたら嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(西井)