こんにちは。
はり灸レンジャーパープルの西井牧子です。
今月、熊本地震が起きてから丸3年が経ちます。
その間、はり灸レンジャーの熊本での活動も6回目、私自身は5回目の訪問でした。
そして今回は、はり灸レンジャー初の女性鍼灸師チームでの活動でした。
初めて訪問した時は街もブルーシートが目立ち、避難所で不自由な暮らしを余儀なくされていた方々が多くいらっしゃいましたが、今回の訪問時にはちょうど仮設住宅にお住まいの方々が新しく建設された災害復興住宅の竣工式に参列される日と重なり、感慨深いものがありました。
災害復興住宅に移られる、と言うことは仮設団地も解散になります。
はり灸レンジャーで毎回訪ねていた仮設団地の集会所での活動も、今回が最後になるのかと思うと胸が熱くなりました。
仮設入居時はバラバラの地域から集まられた方々で、少しギクシャクされておられましたが、今では皆で同じ災害復興住宅に移り住める事をとても喜び合われるお姿がとても印象的でした。
また、今回の活動でも毎回訪れる被災地域の食堂で施術をさせていただきました。
こちらの食堂も震災被災者でありながら、地震直後から地域の中心になって被災者支援をされ続けておられます。
復興が進む中、今は こども食堂を立ち上げられ、地域の交流の場になれば…と継続した活動をされておられますが、個人の活動では限界がある現状を知りました。
何とか、行政の協力を得て、細くても長く素晴らしい活動が続きますように…と願ってやみません。
今回の訪問を通じて、改めて人とのご縁や繋がりが大切な事を体感しました。
人は誰もがそれぞれに色々なものを背負っています。
それでも、お互いに助け合い、支え合って暮らしていけたら…と思います。
私もはり灸レンジャーの活動を必要とされる方がいらっしゃる限り、寄り添った活動を継続していきたいと思いました。