テレビ番組「元気に老いる ~生活不活発病・被災地の挑戦~」の紹介 

はり灸レッド舟橋です。

私たち「はり灸レンジャー」が発足以来、足しげく通っている宮城県の南三陸町。
その南三陸町を舞台にNHKのドキュメンタリー番組が放映されます。

「シリーズ東日本大震災 元気に老いる ~生活不活発病・被災地の挑戦~」

初回放送
総合2015年6月13日(土)
午後9時00分~9時49分

生活不活発病とは、あまり聞きなれない言葉でしょうが、福祉や高齢者医療の世界ではよく使われるものです。
簡単に言うと、日々の暮らしの中で体を動かすことが減り、その結果さまざまな症状が出てくる、というものです。
以前は「廃用症候群」とも言っていましたが、言葉がどぎついせいか今は使われません。

震災が襲った東北地方は、もともと高齢化が進んでいる地域です。高齢化率は30%を越えるとのこと。
街の風景も大きく変わってしまい、それまでの平地では住めなくなったこともあり、お年寄りは運動不足になっていることは想像に難くありません。

実際にボランティア治療中にうかがった話でも、
「震災後、風景が変わりすぎて、見るのもイヤ。散歩に行きたくない」
という声を聞いたこともあります。

そんな被災地、とりわけ私たちにとって愛着のある南三陸町の取り組みを追った番組です。ぜひご覧下さい。

なお見逃した場合、再放送もあります!
総合2015年6月19日(金)
午前1時30分~2時19分(18日深夜)

勝部麗子さんの講演会に行ってきました!

はり灸ライトグリーンの坂口友亮です。

先日、私の住む豊中市で勝部麗子さんの講演会がありました。
勝部麗子さんは豊中市社会福祉協議会のCSW (コミュニティ・ソーシャル・ワーカー)です。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演されたり、深田恭子さん主演のドラマ「サイレント・プア」のモデルになるなど、ご活躍中の勝部麗子さんの講演会だけあって、当日はどしゃ降りの雨にも関わらず会場の公民館は満席でした。

講演会は三部構成で、
①勝部麗子さんから、豊中市の福祉の現状や課題についてのイントロダクション
②認知症や高次脳機能障害の家族を持つ市民の体験談
③「SOSを出せる地域づくり」について、グループディスカッション

という内容でした。講演会の中で特に印象的だった勝部麗子さんの言葉を紹介します。

・地域で自分の居場所を作る。ただし、居場所とは場所の事ではなく、役割の事。自分に役割のある人は元気。
現役時代はバリバリ仕事をされていた方でも、退職したら元気が無くなってしまう…というケースがあります。長く暮らしている場所なのに、会社と自宅以外に居場所が無いと言うのは少しさびしいものです。積極的に地域に関わっていく事が自分の居場所を作る事につながるようです。

・知る事で優しさが生まれる。当事者が勇気を出して事情を話せば、物事の背景が分かり優しくなれる。
「困った人は、困っている人」だと勝部さんは言います。近所に住んでいる困った人、実は人に言えない問題を抱えているのかもしれません。

・声なき声を集める。声なき声が社会を変える。
CSWである勝部さんは、行政が提供するサービスの狭間にいる人を支える為に日々活動しておられます。
SOSを出せる人は半分助かっています。SOSも出せずに困っている人がいる…そんな社会を変えるには、“声なき声”を集める事が必要だと言います。

・認知症を防ぐのは難しく、なるのはある意味しょうがない。でも、認知症になっても安心して暮らせる街を作る事は出来る。
グループディスカッションの最後に、参加者から「認知症にはなぜなるのか?」という質問が出ました。それに対する勝部さんの回答です。認知症はなぜ発症するのか、まだ分からない点もあります。認知症の治療が確立されるのを待つのではなく、認知症になっても暮らせる街を作る。勝部さんの活動の積極性がうかがえます。

ちなみに、講演のタイトルは「~ある時、突然わが身に~地域で生き生き暮らすには」でした。“その時”は誰に身にも、突然やってきます。この記事をご覧のあなたも、一度お住まいの市町村の福祉サービスについて調べてみるのはいかがでしょうか。

東北の現状 ミニ講演会  NPO法人ナルク岐阜にて

 はり灸レンジャー・レッド舟橋です。
 2015年1月11日(日)、NPO法人ナルク岐阜という団体の総会があり、はり灸レンジャーの活動と東北の現状について、ミニ講演会をして来ました。簡単に報告いたします。
 まずNPO法人ナルク岐阜について説明しますと、私自身も会員である地域の互助的なボランティア団体です。シンプルに言えば、会員登録した仲間同士で出来ることを助け合うということです。私ども夫婦にまだ子どもがおらず、わりあい暇だった頃、隔週で1回ほど犬の散歩をお手伝いしていました。飼い主さんがお年を召されて、犬を散歩に連れて行けなくなっていたからです。ジョンという名前のムクムクと可愛い犬でした。最近では土曜日に夫婦で仕事があるため、子どもの面倒を見ていただくという育児支援を受ける側に回っています。身近に親戚がいない私たちには大変助かる団体です。
 また、ナルク岐阜さんからは複数回にわたって、はり灸レンジャーの活動資金のカンパを頂戴しています。改めて感謝を申し上げる次第です。
 NPO法人ナルク岐阜のHPはこちら

 今回はレンジャーの活動と共に、最近の東北の復興状況を自分なりに調べ直し、仮設住宅に入居されている人々の数字や復興住宅の建設がどうして遅れているかのお話をしました。こういう数字は岩手県、宮城県、福島県のHPからPDFなどで入手することができます。
 
 宮城県を例にとりますと、依然として多くの方が仮設住宅に入居しており、全戸数の75%の入居率です。当初、満員だった仮設住宅ですが、間もなく震災4周年という時点でも四分の三の方々は仮設暮らしが続いていることが見て取れます。
 はり灸レンジャーがよくお邪魔する石巻市、気仙沼市、南三陸町では80%をこえる入居率です。沿岸部の復興の厳しさが数字の上でも証明される形です。
 東北に関する報道が本当に少なくなる中、現地を訪問している私たちは色々な形で情報発信をしていく必要があると痛感しています。今回、ナルク岐阜さんから、お話をする場を与えられたことで、私自身、じっくり考察を深めることができました。貴重な機会をいただけたと再度、感謝いたします。

20年

阪神淡路大震災から20年。
今日は兵庫県の各地で追悼式が行なわれています。
皆さんがそれぞれの思いを胸に、震災当時を振り返っています。

日常生活を送っていても、町を見渡しても、震災のことを普段思うことは少なくなりました。
それは前に進めていて、いいことでもあるのでしょう。
ただ今日のこの日のように時に触れて当時を振り返ると、思い出されることは多いものです。

私もこの20年で失ったものやつらいことも多くありましたが、得られたもの、うれしいことも多くありました。
震災当時に受けたまわりの人々のやさしさも、その一つです。
今でも悲しいこと以上に、しっかり記憶に残っています。
そのときの思いは、今にも生かされています。
当たり前が当たり前でないとか、今を大事に生きるということは、東北大震災でも改めて知らされたことです。

これからもその経験と感謝の気持ちをもとに、はり灸レンジャーの活動も続けていきたいと思います。

(森川)

さくらFMに出演

はり灸レンジャーブルーの森川です。

先日の読売新聞の記事をきっかけに、またラジオ番組にも出演することになりました。

「さくらFM(西宮コミニティ放送)」の、地域で活動されている方々を紹介する「なばなネットワーク/NGO.NPOな人々」という番組です。
事前収録したものが、12/6(土)の午前10:30~11:00に、放送される予定です。
はり灸レンジャーの活動、小児鍼教室、被災地の様子などを、お話しています。

前回出演の「ラジオ関西」では電話で10分程でしたが、今回は少し長めです。
相変わらず緊張はしましたが、じっくりお話できたと思います。

ご都合の合う方はどうぞお聞きになって下さい。
ネットやスマホからも聞けるようです。

西宮さくらFM 78.7 MHz
http://sakura-fm.co.jp/
 

「鍼灸師・あマ指師のための傾聴セミナー」に参加しました

はり灸レンジャー・グレーの鈴木一成です。
11月16日、名古屋市のウインクあいちにてNPO法人鍼灸地域支援ネット主催「鍼灸師・あマ指師のための傾聴セミナー」に行ってきました。「傾聴」というのは大体の意味は知っていましたが、普段あまり馴染みはありませんでした。しかしはり灸レンジャーの活動を通じて被災地でのメンタルケアについても学ばせて頂き、その重要性を感じるところでもありました。

 「傾聴」という言葉を辞書で引くと「耳を傾けて熱心に聴くこと」と書いてありますが、カウンセリングの分野で「傾聴」はコミュニケーションスキルの一つとされています。相手の話したいことや伝えたいこと、また悩みや心の中に溜まっていることを丁寧に聴き、共感することで、相手は自分自身をより整理して理解し、良い結論や判断を導くことにつながります。そして今回のセミナーは鍼灸師・あマ指師を対象ですのでカウンセリングの手法を学ぶというよりは、施術中に患者さんが悩みや苦しみを訴えられたらどの様に対応すべきか、というものでした。

 セミナーでは講義と演習を交えながら行われました。演習では鍼灸治療中の術者と患者の会話を例に挙げられ、術者の対応を検証しました。腰痛治療で通院している患者(女性)から自分の母が末期の胃癌であることを涙ながらに告白され、術者は言葉を失い戸惑ってしまう…術者は何かアドバイスできるのか、それともしない方が良いのか、患者は話を聴いてもらうだけでも幾らかストレスは解消されるのではないか…様々ない意見が出されディスカッションされました。

 今までの自分を振り返ってみると、患者さんとの会話や対応に反省すべき点は多いと思います。患者さんが本当に伝えたいことを理解していなかったり、大切な会話を途中で切ってしまったり、一方的に勝手な解釈をしてしまったり…これからは傾聴の元の意味である「耳を傾けて熱心に聴く」ことから注意して始めてみたいと思います。

 今回のセミナーは「傾聴」のほんの入り口にすぎないと感じました。この分野はとても奥深く、様々な研究がされていると思います。今後少しずつでも勉強してはり灸レンジャーの活動や普段の臨床に活用できたら良いと思います。

体に触れて分かる事

こんにちは。はり灸ライトグリーンの坂口です。

「温故知新」のvol.6が発行されました。
今月号は、はり灸イエロー清水真奈美先生が記事を担当しています。

我々が行う反応点治療では、皮膚に触れ、はり・灸をするポイントを決めます。
しかし、それが治療の全てではありません。
清水先生そう感じる事となったエピソードが紹介されています。

温故知新は首都圏・関西の医学書取扱書店、教育機関で取り扱いがあり、無料で持ち帰る事が出来ます。
興味のある方は是非ご覧ください。
温故知新オンライン

(坂口)

鍼灸の可能性

こんにちは。はり灸ライトグリーンの坂口です。
私たち鍼灸師は治療院を開業、もしくは医療機関に勤め、そこに来院される患者さんに治療を提供しています。私もそのうちの一人です。
そうして日々の臨床に取り組む中でふと、この治療を必要としている人がどこか他にもにいるのではないか…そんな事を考えることがあります。

ところで、(とても厳しい言い方ですが)鍼灸師は世に必要とされているのでしょうか?この問いに対しては、残念ながら「イエス」と即答出来ないのが現状です。世間では「鍼灸って何?何に効果があるの?」と思う方がまだまだ多いでしょう。
では、鍼灸師を必要としている人はいるのか?これに対しては自信を持って「イエス」と言う事が出来ます。潜在的なニーズを掘り起こし、可能性を探る能力が鍼灸師には必要とされています。
今月の温故知新、はり灸レンジャーの連載記事はグリーンの吉村早也香先生が執筆しています。吉村先生が東北ボランティアの中で見つけた鍼灸の可能性とは。

温故知新は首都圏・関西の医学書取扱書店、教育機関で取り扱いがあり、無料で持ち帰る事が出来ます。
興味のある方は是非ご覧ください。

温故知新オンライン

(坂口)

連載記事に

 前回「はり灸レンジャー」の活動を特集していただいた温故知新で、引き続き、連載記事を書かせていただくことになりました。第1回目はリーダーで、はり灸レンジャーレッドの舟橋さんが担当です。(タイトルカラーもレッドです。)
 [はり灸レンジャー結成前夜] と題して、鍼灸ボランティアをはじめたきっかけなどを綴っています。

連載記事第1回

 次号以降も、各メンバーによる記事を順に載せていただく予定です。ご興味のある方は是非!

 温故知新オンライン http://onko-chishin.net/

(ブルー 森川)

月刊 「温故知新」で特集して頂きました!

こんにちわ、はり灸レンジャーブルーの森川です。

先日、このブログを見て下さったある記者の方に、はり灸レンジャーの活動を取材してもらい、冊子の特集記事として載せていただきました。

「温故知新」はり灸レンジャー特集

月刊「温故知新」といって、「治療家と治療家をめざす人のための鍼灸・手技療法専門マガジン」です。
冊子が置かれているのは、首都圏・関西の医学書取扱書店や、教育機関(鍼灸の専門学校など)です。
残念ながら一般の方の目に触れることは中々ありませんが、治療家の先生や治療家の卵の方に、被災地の現状を知っていただけたらと思います。
私たちの被災地への思いを記事にしてくださりました。

ご覧になられたい方は、出版元の方からも送っていただけるようなので、お問い合わせ下さい。

温故知新オンライン http://onko-chishin.net/
(はり灸レンジャーの特集記事が載っているのは、vol.1 です。)

「からだにいいこむ」の記者の方、いろいろご丁寧に対応していただき、ありがとうございました。

(森川)