はり灸レンジャー・レッド舟橋です。
2015年1月11日(日)、NPO法人ナルク岐阜という団体の総会があり、はり灸レンジャーの活動と東北の現状について、ミニ講演会をして来ました。簡単に報告いたします。
まずNPO法人ナルク岐阜について説明しますと、私自身も会員である地域の互助的なボランティア団体です。シンプルに言えば、会員登録した仲間同士で出来ることを助け合うということです。私ども夫婦にまだ子どもがおらず、わりあい暇だった頃、隔週で1回ほど犬の散歩をお手伝いしていました。飼い主さんがお年を召されて、犬を散歩に連れて行けなくなっていたからです。ジョンという名前のムクムクと可愛い犬でした。最近では土曜日に夫婦で仕事があるため、子どもの面倒を見ていただくという育児支援を受ける側に回っています。身近に親戚がいない私たちには大変助かる団体です。
また、ナルク岐阜さんからは複数回にわたって、はり灸レンジャーの活動資金のカンパを頂戴しています。改めて感謝を申し上げる次第です。
NPO法人ナルク岐阜のHPはこちら
今回はレンジャーの活動と共に、最近の東北の復興状況を自分なりに調べ直し、仮設住宅に入居されている人々の数字や復興住宅の建設がどうして遅れているかのお話をしました。こういう数字は岩手県、宮城県、福島県のHPからPDFなどで入手することができます。
宮城県を例にとりますと、依然として多くの方が仮設住宅に入居しており、全戸数の75%の入居率です。当初、満員だった仮設住宅ですが、間もなく震災4周年という時点でも四分の三の方々は仮設暮らしが続いていることが見て取れます。
はり灸レンジャーがよくお邪魔する石巻市、気仙沼市、南三陸町では80%をこえる入居率です。沿岸部の復興の厳しさが数字の上でも証明される形です。
東北に関する報道が本当に少なくなる中、現地を訪問している私たちは色々な形で情報発信をしていく必要があると痛感しています。今回、ナルク岐阜さんから、お話をする場を与えられたことで、私自身、じっくり考察を深めることができました。貴重な機会をいただけたと再度、感謝いたします。