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はり灸レンジャー ~鍼灸震災ボランティア~
 

旧ブログサイトです。
グループが発足した2011年から、メンバーによる活動報告や関連団体の紹介、被災地の声、ボランティアの声を届けてきました。こちらのサイトに過去の記事も含め、移行中です。

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神戸東洋医療学院よりカンパいただきました

はり灸レンジャー隊員、舟橋、竹原、森川は、同じ鍼灸師養成学校「神戸東洋医療学院」の卒業生です。その母校の教職員の皆様からカンパを頂きました。当初は東北大震災への義援金に集められましたが、卒業生のボランティアのためにということで、この度ご支援いただきました。

 前回訪問時にも、理事長をはじめ多くの方々にご支援ご声援を頂いております。昨年の夏季セミナーでは、震災ボランティアの講演もさせていただきました。母校の卒業生としても、被災者の方のために活動を続けていきたいと思います。どうもありがとうございました。

神戸東洋医療学院

2012年2月11日 オープンキャンパス 受付中!

赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」の助成

 私たち「はり灸レンジャー」が、赤い羽根でおなじみの中央共同募金会により、活動費を助成していただくことになりました。

 赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」(愛称:ボラサポ)は、「東日本大震災で被災された方たちを支えるボランティアやNPOの皆さんを応援したい!」と世界中から寄せられた”意志あるお金”です。言わば、支える人を支える募金です。

 その皆さんから集められた寄付金により、はり灸レンジャーの活動もサポートしていただきます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも皆さんの善意と期待に応えられるよう、被災地の方のために活動を続けていきます。

ボラサポ

 ありがとうございました。

(2012年2月7日 森川)

活動後に思ったこと

こんにちは。はり灸レンジャー隊員、清水です。

今年の冬一番の寒波が迫っていると聞く最近。
全国のお天気一覧などでついつい仙台のお天気に目が行き、
9月にお会いした方々の所は、雪や寒さ大丈夫かな…などと考えます。

私はボランティア初心者。
昨年行った鍼灸レンジャーの活動が、初めてのボランティア活動でした。

正直、活動中は、ついていく事が精いっぱい、
その時出会えたものや感じたことについて、深く考える余裕はありませんでした。

けれど、不思議なもので。
地元の岐阜に帰ってきてからも、ニュースで訪問した地名を聞くと耳を澄まし、
スーパーでは東北産の商品などを手に取る機会が増え、
コンビニの被災地支援募金箱になんとなくお釣りを入れる習慣がついていました。

それまでより、被災地の出来事を身近に感じるようになりました。

一回の現地活動で出来ることは僅かですが、活動の後、小さな事でも、離れた場所でも、
「被災地を思い続けること」
で出来ることがあると実感しました。

今年3月、はり灸レンジャーの活動が予定されています。
東北の冬は長いと聞きますが、
この冬を無事乗り越えた被災地の皆様と
春にお会いできることを願っています。

『鍼灸の良いところ』

こんにちは。はり灸レンジャーピンク竹原です。

9月の第二次訪問でわかったのですが、被災地では鍼灸は馴染みがなく、
まだまだ身近なものではありませんでした。
痛そう、熱そう、あやしいな。
そんなイメージも強いからでしょうか。

鍼灸は痛くない優しい刺激でもちゃんと効いてくれます。
肩こりや腰痛などの痛みに対してだけでなく、内臓の不調や自律神経症状にも効果的です。
でも残念ながらお薬のようには効きません。
お薬は急性の症状には強い味方ですが、
ターゲットの決まった強い成分ですから代謝するのも大変です。
副作用と言われる症状が出たりもします。
急は要しないけれどつらい慢性疾患には鍼灸が力になってくれます。
穏やかに効くので副作用もほとんどありません。
薄皮をはぐように生活に寄り添いながらいつの間にか癒えている。
それが鍼灸の効果です。

最近は鍼灸がメディアに取り上げられることも多くなりました。
お灸女子なんて言葉もあるようです。
ローラー針やお灸を使った簡単なケアなら自分でできるのも鍼灸のよいところです。
不調を穏やかに取りながら、体の働きを助け、育てる鍼灸がもっと広まればと思います。

いつか被災地でも鍼灸が身近なものになって、
「今日はちょっと風邪ひきそうだからお灸しとこうか」
「お父さん疲れてるからお灸しよう」
「おばあさんめまいがあるからローラーしようか」
家族や仲間やご近所同士で、お互いを思い、大切にできる時間が増えたら素敵です。

3月にはまた被災地に伺います。
少しでもお役にたてるように、鍼灸治療やセルフケアのレクチャー、頑張ります。
 

はり灸レンジャー 今こそ出番

舟橋新聞記事
P2012_0120_090415

本日1/20(金)の中日新聞、岐阜地方版にボランティア活動の記事が出ました。
題して「はり灸レンジャー 今こそ出番 心身ほぐす」。

写真入りで大きな記事です。
知り合いの記者さんが書いてくれました。
彼は3.11の夜に現地(福島)入りしていて、その惨状を目の当たりにし、被災地への思い入れの大変強い記者です。

ローラー鍼や、めまい=地震酔いのこともしっかり書いていただき単なる肩こり、腰痛とは違う施術をしていることが分かる記事です。

どうしても岐阜の地方版という紙面の関係で舟橋のことが中心ですが、幾人も鍼灸レンジャーが増えて欲しいという思いも文章にして下さいました。

この中で、私(舟橋)は、このように語りました。
「鍼灸師は災害直後の急性期はあまり役に立てない。一見穏やかな時間が流れる今こそ出番」。

鍼灸は戦時の医療ではありません。平和を構築していく時代の医療だと思っています。
被災地が平和・平穏とは程遠いなか、共に歩んでいきたいと思っています。

現在、はり灸レンジャーの色は4色です。
4人の仲間がいるのです。更に今年の3月には少し仲間が増えそうです。
まずは虹の色、7色。いずれは24色ぐらいに仲間を増やし、被災された方と共に素敵な絵を描きたいと願ってやみません。