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はり灸レンジャー ~鍼灸震災ボランティア~
旧ブログサイトです。
グループが発足した2011年から、メンバーによる活動報告や関連団体の紹介、被災地の声、ボランティアの声を届けてきました。こちらのサイトに過去の記事も含め、移行中です。
メール: harikyu.ranger@gmail.com
今日9/1は、関東大震災の発生した日で、防災の日ですね。個人的には、阪神淡路大震災の1/17、東北大震災の3/11のほうが、印象深いですが、備える日は何日あってもいいでしょう。
その防災の確認をするとともに、日常生活のありがたさを確認する日でもありたいですね。毎日を無難にすごしていると、それが当たり前になってきます。そして、ちょっとした不都合に不平不満を言ってみたり、感謝する気持ちを忘れてしまったり。
でも、被災地での生活を思うと、そんな気持ちは戒められます。ここ阪神地区も、昔は「被災地」と呼ばれていました。いつの間にかそう呼ばれなくなり、それとともに、そんな感謝の気持ちも消えてしまっていくのは残念なことです。復興はしても、その気持ちはずっと忘れないようにしていきたいです。
日常のありがたさに感謝して、その日常が戻っていない被災地に思いを馳せたいと思います。
(森川)
今回の活動を通して強く感じたことは、「支える人を支える」です。
被災地の方を一番身近で支えられるのは、現地の職員やスタッフです。ただ、その現地職員やスタッフの方も、被災者であることが多いです。自分の生活がままならない中、頑張らなければいけない状況にあることもあります。やること、できることがあるのはいいことですが、それにも限度があって、ときには休むことも必要です。そんなスタッフの方の苦労をねぎらい支えることも、外から来たボランティアの役目なのでしょう。
また、老老介護や認認介護のように、介護する人も介護を必要とする場合があります。介護とまでいかなくとも、介護者を支える必要がある場面には、ボランティア中にもよく出くわしました。それは被災地に限らず、これからの高齢社会ではどこでも起こってくる問題でしょう。介護者が疲れていれば、介護される人もつらくなります。そんな介護者を支えていくことも大切です。
被災地で頑張る人を支えれば、そのまわりの多くの被災者の方が救われるのでしょう。そこも意識して、活動を続けていきたいと思います。
(森川)
震災から1年を迎えようとしています。我々はり灸レンジャーも、この3月の3度目の訪問へと準備を進めている次第であります。
そこで前回の訪問時に大活躍で大好評だった、刺さない針「ローラー鍼」を購入致しました。自分で治療できるセルフケアグッズの一つです。私たちが訪問して行なう一過性の治療で終わらず、被災された方々がご自身でもケアできるようにとの思いで、自己ケアを提案していきます。
さらに、購入先のタフリーインターナショナルさんより、支援物資もいただきました。鍼とお灸、消毒綿花や使い捨てパレットなど、私たちが現地で使える治療道具をチョイスして頂きました。実際に使えるものばかりで、とても助かります。本当にありがとうございました。
多くの皆様に支援していただいています。期待に応えられるよう、しっかり現地でがんばってきます。
私たち「はり灸レンジャー」が、赤い羽根でおなじみの中央共同募金会により、活動費を助成していただくことになりました。
赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」(愛称:ボラサポ)は、「東日本大震災で被災された方たちを支えるボランティアやNPOの皆さんを応援したい!」と世界中から寄せられた”意志あるお金”です。言わば、支える人を支える募金です。
その皆さんから集められた寄付金により、はり灸レンジャーの活動もサポートしていただきます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも皆さんの善意と期待に応えられるよう、被災地の方のために活動を続けていきます。
ありがとうございました。
(2012年2月7日 森川)