この度は、初めてはり灸レンジャーの活動に参加させていただきました 吉村早也香です。
私は今年の3月からサンリ治療院で勉強させていただいています。
その流れで今回活動のお誘いをいただきました。
まず、今回の活動参加を通して東北がうんと身近なものになりました。
そして印象に残ったのが東北の方々の人柄です。メディアで東北の方々の忍耐力が話題になっていましたが、今回地元の方と直接お話しする中でそれを実感できました。
人間辛いことがあって前に進んでいける生き物だと思うのですが大地震、津波…と次々に非現実的な出来事が起こったとき果たしてどんな風に人間は歩んでいくのか…。そんな被災された方々が様々なことを乗り越えながら今までの生活以上によりよいものを築きあげようと前向きに活動されている姿に感動し心打たれました。
障害者センター職員のOさんのお話を始め、仮設の方々のお話を聞く中で本当に恐ろしい経験をされたんだと改めて強く感じました。
震災が起こって間もない当時、被災はしていないものの私自身とてもつらい思いでしたが、時間が経てばその思いも薄れ日々淡々とした生活を送っている自分に気が付きました。確かにそれが普通といえば普通なのですが、それはなんだか寂しい気がしました。そんな中実際自分自身被災した現場を見て、地元の人との交流の中で”これからも東北を思い続けたい”と思いました。
東北を思い続けること、関心を持ち続けることが今回の震災を風化させない大きな力となることを信じます。
そして、私自身鍼灸師としての未熟さも痛感することができとても大切な機会となりました。
患者さんへの声かけもまだまだで、最大限の自分をもっと高めていかなければと強く思いました。
技能・知識・接し方…治療といっても色んな要素がありそれをクリアしていかなければなりません。
道のりは長いですが、着実に前に進んでいきたいと思います。