佐藤由香里といいます。以前サンリ治療院の舟橋先生の元でお手伝いさせていただいていました。現在は沖縄に拠点をおいています。舟橋先生よりお声をかけていただき、今回初めて東北でのボランティア活動に参加させていただきました。
仙台駅についたばかりの印象は、ここで本当にあの大災害が起こったのだろうかと思うくらいにきれいに整っていました。
そこから車で南へ一時間程行くと山元町があり、そこにささえ愛山元という福祉施設があります。初日はそちらで施術をさせていただきました。
二日目以降は、仙台市より北上し、登米市やよくニュースで耳にする南三陸町にある仮設住宅の福祉施設を訪問しました。
仙台市から離れる程に景色が変わっていくのが見られました。ちょうど新緑の季節ということもあり、美しくのどかな風景の合間に震災の爪痕が根深く残っているのを感じました。
しかし、そこで出逢う人々は私たちの訪問を喜んでくださり、笑顔で迎えてくださいました。
お身体を拝見すると疲労が蓄積しているのがよく伝わりました。できる限りの治療はさせていただくものの、一度きりの治療で取り除くのは難しいでしょう。そこでローラー鍼を配ったことは、ご自分自身やお互いにケアしていくきっかけになりいいアイデアだと思いました。なかなか自分自身の身体のことまでふりかえることができない人が多かったのではないかと思います。どこか痛いな~、疲れたな~というときに思い出して使ってもらえてたらいいなあと思います。
東北に対してニュース上での印象しかなかった私にとって実際にこの目で見て、人と話して、空気を感じられたことは本当に良かったです。今後また参加できるかどうかはわかりませんが、すばらしい機会を与えてくださりありがとうございました。