ふと気づくと私が購読している朝日新聞から震災関連の記事が減りました。
3月11日の前後はずいぶん多かったのですが、それもメディアの定めかもしれません。
こういった時だからこそ、被災地の声を届けていかなければなりません。
ずいぶん遅くなってしまいましたが、3月の第3回目の訪問についてレポートします。
しばらく連載形式で現地の様子をお届けしたいと思います。
なんだかあわただしく日々をすごしていると、
3月下旬の被災地訪問も遠い夢の世界のような気がします。
こうして文章にまとめようと当時のカルテを見返したり、
自分のメモをあさっていると次々に思い出されます。
前回の訪問は宮城県のみでした。
車両で往復したので福島県の福祉拠点にも顔を出したかったのですが、
相手方との日程があわず残念でした。
しかし、数えてみると7か所もの仮設住宅や地域の拠点におじゃまでき、
治療はもちろんのこと、震災から1年たった現在の心境をじっくりうかがうことができ、
大きな成果を感じた訪問でした。
<参加者>
河村廣定 「神戸東洋医療学院」鍼灸学科・学科長、「かわむら鍼灸院」副院長
舟橋寛延 「サンリ治療院」院長
清水真奈美 「サンリ治療院」勤務
竹原彩子 「彩はり灸院」院長
森川真二 「SORA鍼灸院」院長
<活動記録>
3/17(土)
仙台市太白区長町のすばる接骨院を訪問、仙台泊 (舟橋)
今後の連携について相談し、被災時の状況、また現在の患者さんの様子をうかがう。
3/18(日)
午前 山元町東田(とうでん)仮設住宅にて治療 (舟橋・清水)
午後 河村先生合流後、ささえ愛山元にてスタッフ治療 (河村・舟橋・清水)
夜 北部の登米市に移動、ボランティアの拠点で宿泊
3/19(月)
午前 南三陸町 廻館(まわりだて)コミュニティセンターにて治療 (河村・舟橋・清水)
午後 南三陸町 入谷福祉型仮設住宅にて治療 (河村・舟橋・清水)
夜 仙台に移動、宿泊
3/20(火)
終日 仙台市長町仮設住宅にて治療 (河村・舟橋・清水・竹原・森川)
夜 被災地障がい者センターみやぎ事務所にてスタッフに治療 (竹原・森川)
3/21(水)
午前 ささえ愛山元にてデイサービス利用者、スタッフに治療 (竹原・森川)
以上が前回の概要です、
次回から現場のレポートを投稿します!