初めまして。今回の第10回訪問からはり灸レンジャーの活動に参加した坂口友亮です。
はり灸レッド舟橋先生からのお誘いで同行させていただく事になりました。
なお活動カラーについては、専門学校を卒業したばかりなので初心者マークの若葉色“ライトグリーン”をいただいています。
今回は初日と二日目の活動に参加しました。
初めて下りたつ仙台空港、南三陸町の防災庁舎、そして仮設住宅でのはり灸治療…とにかく初めて尽くしで、あっという間の二日間でした。
そこで感じたのが、「本当にここでテレビで見たような地震が起きたのだろうか」という事です。
訪れる場所、接する人から伝わってくるイメージが事前に想像していたものとは異なっていました。
ある種落ち着いた雰囲気さえ感じられます。
なぜギャップを感じるのか…
帰宅してその事について考えるうちに、「私の東日本に対する認識が三年遅れていた」という事に気付きました。
東日本大震災から三年が経ち、今年で四年目を迎えます。
状況は刻々と変化し、取り組むべき課題も時間と共に変わっていく。
当たり前の事ですが、現実のものとして捉えていなかったように思います。
東北が今直面している問題の一つに、住宅建設の遅れがあります。
19年前に阪神淡路大震災が起きた時、私は大阪に住んでいました。
近所の広い公園の一角にプレハブの仮設住宅があり、完全に無くなるまで震災から5,6年はかかっていたのではないでしょうか。
まだしばらく仮設住宅での暮らしは続きそうです。
そこに、はり灸レンジャーの訪問する意義がある、と感じました。
今回参加して、東北の今を現実のものとして知ることが出来ました。
そして、少しではありますが私の中に南三陸町と気仙沼へのつながりが生まれました。
はり灸の技術を身につける為に日々努力し、その技術を次回訪問した時に東北の方に提供できればと思います。
(坂口)