じっとしているより元気になる

はり灸レンジャーブラウンの重松あすみです。この度、昨年11月に続いて参加させていただき、2回目となりました。車での移動中、前回訪問させていただいた時と比べ、仮設住宅を多く見かけました。前回の訪問では豪雨の影響で二重被災し避難所で生活しておられる方々の支援に入らせていただきましたが、今回は仮設住宅団地に行かせていただき、支援中にも色々とお話しを伺いました。中には木造の住宅もあり、「そのまま公営の住宅になっていくんじゃないかな」とのお話をお聞きました。しかしながら、1Kの間取りに2人で暮らすのはやはり不自由で、長年連れ添った夫婦でさえ気を遣うことも多く、「今、妻は金沢で暮らしています」と話されていました。仮設住宅の整備など、一歩一歩進んでいるとはいえ、市内には倒壊した建物や、縁石が崩れたままの道もまだまだたくさんあり、前回来させていただいた時とほとんど変わらない光景も目の当りにしました。輪島に暮らす皆さんが毎日見る風景に、日常が戻るのは一体いつなんだろうと、胸が詰まりました。

そんな中、夕食で伺った定食屋さんで食べたお米が本当に美味しくて伺うと「能登ひかり」という能登で育ったお米でした。とても甘みがあり一緒に食べたお刺身との相性も良く、お茶碗山盛り一杯ペロリでした(笑)。お客さんもたくさんおられ、皆さん作りたてのあたたかい食事に元気をもらっているようでした。

今回の支援では、畑仕事を再開したというお話をたくさん伺い、久しぶりの畑仕事に肩や腰や膝を痛めてしまったという方がたくさんおられましたが、それでも、“いつもの生活を送る”ということが、どれだけ大切なことかを改めて感じました。「じっとしているより元気になる」。こちらに暮らす皆さんの元気の源を教えていただきました。

この度も参加させていただきましたこと、皆さまに感謝いたします。

重松202503

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