はり灸レンジャーとして4回目、個人的には3回目の能登での活動を終えました。
3回目になると、馴染の方が増えて、お名前も浮かぶようになります。
また同じ顔に会えると嬉しくなりますし、あぁ良かったと感じます。
どこかで、ご無事じゃないかも、という思いがかすめます。
輪島の風景はなかなか変わらず、毎日壊れた家々や土地や山を目にされています。それだけでも厳しい。
なんとか負担が軽くなることを願います。
能登は遠く、活動を終えると放心状態になります。
それも能登の方々に寄り添うことになるのかもしれません。
ボランティアでの鍼灸は、「不調を見つける」「困り事を見つける」という役割があります。
近くで関われない分、見つけた不調や困り事に対策できるよう、現地の方に繋げる事が大切だと考えているからです。
でも根掘り葉掘り聞くことは配慮の無いことで、いつも悩みながらの施術になります。
また、少しの鍼灸が効果的になるように研鑽も必要です。
後からできたかもしれない事に気づいて、後悔もしています。
東北で鍼灸ボランティアを初めた頃、よりどころにしていた言葉があります。
「大切にすることならできるばず」
はり灸レンジャーのリーダーに言われた言葉です。
大切にするぞ!
まだ足りないけれど、進化しながらお役に立てればと思います。
はり灸レンジャーピンク 森川彩子