こんにちは、はり灸レンジャーイエロー清水です。
先日、「はり灸レンジャー」のメンバーとして、被災された方への施術ボランティアを行なうため熊本へ行ってまいりました。
(今回も活動期間中はずっと雨…私の雨女疑惑は深まる一方です)
印象深かったこと今回も沢山ありますが、一番はやっぱり街の風景です。
崩れた家はもちろん、今にも崩れそうな程傾いているのになすすべもなく放置された状態の所も多い。
危ないのでは?と思いましたが、そんな場所があり過ぎて手が回らないというのが現状のようです。
また、地震の後の九州地方は雨が続いており、地盤が緩くなったり雨で建物がさらに崩れて危険が増していることも対応が遅れる原因、と施術させていただいた現地の方から伺いました。
ニュースで聞くのとは違う生々しさ。
天災とはこういうものなのだ、と突きつけられた気持ちになりました。
現地に入って被災の現状を目の当たりにした衝撃も冷めやらぬまま、さらに衝撃を受けたのは避難所でした。
施術ボランティアをするにあたり、避難生活をされている体育館の一角をお借りしたのですが、少しだけ垣間見えた生活スペース。
布一枚で区切られ、かろうじてプライベートが確保されているだけの空間で
今も200人ほどの方達が生活されていると聞き、その大変さを想像するだけでちょっとめまいがしました。
そして、実際にお体を触らせていただきお話を伺う中、多くの方に様々な形で気疲れがあらわれているな、と感じました。
「寝返り一つ打つのも気を遣う」
と話す方のお体がガチガチだったり、ストレスがめまい・耳鳴りという形で現れている方も。
震災から3ヶ月。長引く避難生活での疲労は計り知れないものがありました。
そんな中でも、活動を終えて片づけをしている時、
「(ボランティアで)外から来て下さる方と関われることで気がまぎれる。ありがとう。」
と声をかけてくださった方がいました。
自分達が大変なときに、外から来た人へのねぎらいの声をかけられる。
熊本の方たちの強さとあたたかさに触れた気がしました。
最後になりましたが、
今回の活動は、現地で活動されているボランティアグループやNPOの皆様につないでいただいたご縁で実現しました。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
(清水)