はり灸レッド舟橋です。
今日は鍼灸ボランティアから少し離れたグルメ記事です!
訪問したこのない人には想像できないでしょうが、南三陸では沿岸部は本当に壊滅的に流されて、食事をするところもあまりありません。
そんな中、少しだけ内陸に入った「南三陸さんさん商店街」は復興商店街としてメディアにもしばしば登場し、皆さんも一度ぐらい見かけたかも知れません。
私たちはり灸レンジャーもしょっちゅうお世話になるのですが、第10回訪問の際は、はり灸グリーン吉村さんの推薦で「豊楽(ほうらく)食堂」に入りました。
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http://www.sansan-minamisanriku.com/お店一覧/飲食店/豊楽食堂/
震災前から50年続けてきたという老舗の味。焼きそばやラーメンが600円~700円ぐらいと庶民的な値段であるのも嬉しいですね。
少し肌寒い日だったせいもあってラーメンや焼きそばの素朴な味わいに舌鼓を打ったのでした。
ちょうど隣の席に3人組のおばあちゃんたちがいらして、少し会話を交わしました。
一見して地元の方と分かる様子でして、毎週1回は来るよ、震災前からなが~いつきあいだ、とのこと。
この「さんさん商店街」ははっきり言って観光客や私たちのようなボランティアが相手になっています。
もともとの地元の方々が経営されているのですが、実際に多くの町民が仮設住宅でバラバラになったり、人口流出もあって、それは仕方ないことです。
「さんさん商店街」から目と鼻の先に、これも有名な3階建てで壊滅的な被害を受け骨組みだけ赤く残っている「防災庁舎」があります。
そんなロケーションも幸いして観光バスが引きも切らず押し寄せている印象です。
そして、旬の海鮮をたっぷり盛り込んだキラキラ丼なども大変美味ではありますがお値段は2~3千円とかなり高価ですね。
通りすがりの私たちボランティアや観光客は食べてみようと思えるのですが、まあ一見さんです。
街が復興していくためには、豊楽食堂さんのような地元に愛され、頻繁に利用されるお店の存在が欠かせない、と感じた一日でした。
実は、豊楽食堂さんをはじめ「さんさん商店街」以外に私たちはり灸レンジャーが愛用しているお蕎麦屋さんが南三陸の入谷地区にあります。
ここは幹線道路からけっこう入るので、外のお客さんはあまり立ち寄りません。
「蕎麦のすがわら」さん。
どんぶりからはみ出す驚異のアナゴ丼などのレポートをいつか写真入りでしたいと思っています。