9月15日・16日、能登で第5回目となる はり灸レンジャーの活動で、私は2度目の参加をしました。
初日の活動は初めて訪れる場所でしたが、以前、別の場所で利用した事があるという方が再びお越しになり、嬉しく思いました。継続して活動できる環境を整えて下さる現地の団体様にいつも感謝しています。
二日目の活動中、付き添いでお越し頂いた方の中に「鍼は怖い。」「鍼は痛そう。」という声がありました。それを聞いた私は『付き添いだし、無理に推さなくてもいいかな』と思ったのですが、ベテランレンジャーが「鍼は怖くないですよ。」「鍼は痛くないですよ。」とテキパキその方を案内し、スイスイと流水のように施術し、ネガティブなイメージを一新、そのスマートさに驚きました。鍼灸経験がないと『怖い』『痛そう』が一般的な印象かもしれません。ですが、せっかく来て下さった方に何ができるといえば、はり・きゅうでの施術かな〜と思い直し、私も「お灸は怖い」という方に丁寧に説明して、せんねん灸を体験して頂きましたが…良くなっていますように。手渡したローラー鍼もお役に立ちますように。
車窓からは輪島市内の瓦礫が減っている様子は伺えます。でも活動中に地元の方との何気ない会話の中で、歩道の状態が悪く歩き辛い様子や、地震後に趣味が中断している話等を聞くと、まだ日常が戻っていない事に改めて気付かされます。復興はまだ道半ばですが、より良くなるよう陰ながら応援しています。
今回も私の脱線を軌道修正してくれた先輩方、活動を支援してくださる各会社・団体、地域の皆様に厚く御礼申し上げます。
ラベンダー木村