<日時>
7月14日(日)13:00~18:30
<場所>
三井第1仮設集会所(輪島市三井町長沢)
<参加者>
鍼灸師 5名〔藤田(石川県), 森野(愛知県), 木村(岐阜県), 森川×2(兵庫県)〕
調整員 1名
<受療者>
23名(内スタッフ3名)
<対象>
仮設住宅入居者、近隣の被災者(被災者支援)
現地職員(支援者支援)
<活動内容>
鍼灸施術
セルフケア用品の無償配布(希望者)
<日程>
9:30 金沢駅 出発
12:00 輪島市 三井第1仮設 集会所到着
13:00~18:30 鍼灸施術・セルフケア指導
19:00 撤収後、輪島市内で再開の飲食店で夕食、輪島KABULETで入浴
20:30 近隣スーパーで翌日食料を購入後、輪島市内ホテルに宿泊
<詳細>
今回も、青年海外協力協会(JOCA)の協力で事前にチラシ配りやアナウンスがあったので、多くの方に施術を受けて頂けました。
今回の仮設団地は木造で恒久的に住めるよう建てられており、住居の間隔も広くプレハブの仮設に比べて見栄えが良かったです。現地の方にも人気の様子でした。
集会所も新しく、まだ備品は揃っていなかったが、木製の畳ベンチを待合の椅子と施術道具置き場に使わせて頂いた。
JOCAさんが用意して下さったダンボールのパーテーションも、とても重宝しました。
あいにくの雨でしたが、前回訪問した三井公民館で施術を受けた方が再療されたり、良かったからと声掛けをして下さり家族や友人も多く来られたりしました。
少し離れた仮設の方、近隣のご自宅の方、遠方避難の方もおられ、地域の繋がりを感じました。
はじめて鍼灸を受けられる方も多かったです。
症状としては、肩こり、腰痛、膝痛などの疼痛が多く、不眠の悩みもよく聞かれました。
前回の公民館に続き、血圧が引き続き高めの方が多かったのも気になりました。
これからも鍼灸施術を受けたいとの要望も多くあり、輪島市内の鍼灸院で了承を得られたところをいくつか紹介させて頂きました。
被災鍼灸師を支援することは、これまでの東北や熊本では足りなかった反省点です。
(元々近くに鍼灸院が無かった地域もありましたが…)
コロナ禍に他の災害支援鍼灸団体と連携、つながりを持てたお陰です。
今回、輪島市内の宿泊施設が営業を再開されていました。
そちらを利用できたので、活動時間も長く取れました。
その宿泊施設近くの海岸は1メートル隆起し、以前は海底にあった岩が見え、地震の規模の大きさを伺うこともできました。
また、輪島市内の飲食店も営業を再開され始め、今回は温かい夕食を取ることも出来ました。
第1回能登訪問の支援先、輪島KABULETで入浴もさせて頂きました。
(塩泉で肌がスベスベになる)
復旧復興が少しずつでも進み、地元の方の親切さを感じられたのが印象的でした。
(森川 真二)