さくらFMに出演

はり灸レンジャーブルーの森川です。

先日の読売新聞の記事をきっかけに、またラジオ番組にも出演することになりました。

「さくらFM(西宮コミニティ放送)」の、地域で活動されている方々を紹介する「なばなネットワーク/NGO.NPOな人々」という番組です。
事前収録したものが、12/6(土)の午前10:30~11:00に、放送される予定です。
はり灸レンジャーの活動、小児鍼教室、被災地の様子などを、お話しています。

前回出演の「ラジオ関西」では電話で10分程でしたが、今回は少し長めです。
相変わらず緊張はしましたが、じっくりお話できたと思います。

ご都合の合う方はどうぞお聞きになって下さい。
ネットやスマホからも聞けるようです。

西宮さくらFM 78.7 MHz
http://sakura-fm.co.jp/
 

「鍼灸師・あマ指師のための傾聴セミナー」に参加しました

はり灸レンジャー・グレーの鈴木一成です。
11月16日、名古屋市のウインクあいちにてNPO法人鍼灸地域支援ネット主催「鍼灸師・あマ指師のための傾聴セミナー」に行ってきました。「傾聴」というのは大体の意味は知っていましたが、普段あまり馴染みはありませんでした。しかしはり灸レンジャーの活動を通じて被災地でのメンタルケアについても学ばせて頂き、その重要性を感じるところでもありました。

 「傾聴」という言葉を辞書で引くと「耳を傾けて熱心に聴くこと」と書いてありますが、カウンセリングの分野で「傾聴」はコミュニケーションスキルの一つとされています。相手の話したいことや伝えたいこと、また悩みや心の中に溜まっていることを丁寧に聴き、共感することで、相手は自分自身をより整理して理解し、良い結論や判断を導くことにつながります。そして今回のセミナーは鍼灸師・あマ指師を対象ですのでカウンセリングの手法を学ぶというよりは、施術中に患者さんが悩みや苦しみを訴えられたらどの様に対応すべきか、というものでした。

 セミナーでは講義と演習を交えながら行われました。演習では鍼灸治療中の術者と患者の会話を例に挙げられ、術者の対応を検証しました。腰痛治療で通院している患者(女性)から自分の母が末期の胃癌であることを涙ながらに告白され、術者は言葉を失い戸惑ってしまう…術者は何かアドバイスできるのか、それともしない方が良いのか、患者は話を聴いてもらうだけでも幾らかストレスは解消されるのではないか…様々ない意見が出されディスカッションされました。

 今までの自分を振り返ってみると、患者さんとの会話や対応に反省すべき点は多いと思います。患者さんが本当に伝えたいことを理解していなかったり、大切な会話を途中で切ってしまったり、一方的に勝手な解釈をしてしまったり…これからは傾聴の元の意味である「耳を傾けて熱心に聴く」ことから注意して始めてみたいと思います。

 今回のセミナーは「傾聴」のほんの入り口にすぎないと感じました。この分野はとても奥深く、様々な研究がされていると思います。今後少しずつでも勉強してはり灸レンジャーの活動や普段の臨床に活用できたら良いと思います。

体に触れて分かる事

こんにちは。はり灸ライトグリーンの坂口です。

「温故知新」のvol.6が発行されました。
今月号は、はり灸イエロー清水真奈美先生が記事を担当しています。

我々が行う反応点治療では、皮膚に触れ、はり・灸をするポイントを決めます。
しかし、それが治療の全てではありません。
清水先生そう感じる事となったエピソードが紹介されています。

温故知新は首都圏・関西の医学書取扱書店、教育機関で取り扱いがあり、無料で持ち帰る事が出来ます。
興味のある方は是非ご覧ください。
温故知新オンライン

(坂口)

お灸を提供していただきました!

第11回訪問では、お灸でできるセルフケア教室も好評でした。
慢性的な痛みや疾患、健康づくりとなると、継続した日頃のケアが重要になってきます。
私たちが帰ってからもセルフケアをして頂けるように、ご家庭でできる「せんねん灸」とそのポイントをまとめたリーフレットを、お渡ししていました。
ただ、毎日お灸をしていると、数十個のお灸では、あっと言う間に無くなってしまいます…

そしてこのたび、その「せんねん灸」の購入先のセネファさんより、
お灸のサンプルと取り扱い説明書を支援して頂きました。

せんねん灸支援物資

このお灸は「せんねん灸レインボー」といって、最も熱感の弱いタイプです。
初心者の方には、こちらからおすすめしています。
(お灸は熱くすればいいものではありません)
他にもいろいろ種類があるので、ご自分に合ったタイプを選んで頂けたらと思います。

次回訪問時には、こちらも合わせてお配りさせて頂きます。
どうもありがとうございました。

せんねん灸ホームページ
https://www.sennenq.co.jp/

(ブルー 森川)

名古屋で「鍼灸師・あマ指師のための傾聴セミナー」があります

 私ども「はり灸レンジャー」と活動上で連携させていただいてるNPO法人「鍼灸地域支援ネット」さんがセミナーを主催されますので、ご案内いたします。

テーマは「傾聴」。会場は名古屋市です。
 私(レッド舟橋)も最近、被災地に限らず、日々の臨床で感じるのですが、相手の声に耳を傾けることは本当にエネルギーと技術が必要です。ただ流して聞くのではなく、相手の心の動きや言葉そのものに注意を傾けるには集中力も必要です。自分が喋る方が楽とも言えます。

東海地域にお住いの鍼灸師、あんまマッサージ師の先生方、ぜひこのセミナーに参加されてはいかがでしょうか?

( ご案内 ) 
『鍼灸師・あマ指師のための傾聴セミナー』
 ~対人援助としての鍼灸と傾聴~

日 時:平成26年11月16日(日)
      13:00~受付 
      13:30~講義開始(17:00頃終了予定)

会 場:ウインクあいち 1209室
      名古屋市中村区名駅4丁目4-38
      (JR名古屋駅桜通口 徒歩5分)

講 師:松原貴子先生 

参加費: 一般5000円 / 会員・学生4000円 
定 員: 30人

内 容:
 鍼灸・あマ指という仕事は、1度の治療で患者さんに接する時間が長いため、“誰にも言えない悩みや苦しみ、身心の不調やつらさ”を訴えられる場面が多くあります。
 そのようなとき、私たちはどのように対応し、どんな言葉に耳を傾けなければならないのでしょうか?
苦しむ人への援助としての鍼灸・あマ指を目指す基礎的な傾聴について学ぶセミナーです。

講師紹介:松原貴子先生
     三重大学医学部付属病院緩和ケアセンター医師(麻酔科医)
     NPO法人『対人援助・スピリチュアルケア研究会』講師
 大学病院における緩和ケア・ペインクリニックの医師として、日頃より末期がんの患者さんの身体的な痛み、また精神的な苦悩や生きることへの無意味感に向き合い、そのスピリチュアルなケアもされています。
 また『NPO法人・対人援助スピリチュアルケア研修会」の講師として、特にターミナルケアに関わる医療者を中心に「傾聴」の指導をされています。
 今回は鍼灸師・あマ指師を対象に、松原先生の知識と経験をもとに「援助者としての傾聴のあり方」について講義と実技指導をしていただきます。

主催:NPO法人鍼灸地域支援ネット(通称“はりネット”)

(申し込み方法)
電話 080-8505-5922(事務局)
メール jimukyoku@harinet.org (氏名・住所・資格など明記してください)
(担当 森田、日比)

支援物資と準備物

治療道具とセルフケア用配布物品

 第11回目の訪問も、いよいよ今週末になりました。
 今回は、お灸教室、小児鍼教室の実施に当たり、セルフケアの冊子、配布物品など、準備物もいっぱいになりました。お配りするローラー鍼の軸にはオイルをたらし、せんねん灸を小箱に詰めていったり、各種印刷物もプリンターが頑張ってくれました。
 この大量の荷物も、最初の活動場所、ささえ愛山元へ一足先に、向かっています。

 そして今回も、各業者の方より、治療物品などご支援もいただけました。この場を借りて、御礼申し上げます。
 多くの方々に協力して頂いて成り立っている「はり灸レンジャー」です。その思いを胸にし、被災地の方々へ健康を届けられるよう活動してきます!

~今回支援物資を頂きました~

 株式会社 タフリーインターナショナル
 http://tou-free.co.jp/

 セイリン株式会社
 http://www.seirin.tv/

 ありがとうございました。

(森川)

鍼灸の可能性

こんにちは。はり灸ライトグリーンの坂口です。
私たち鍼灸師は治療院を開業、もしくは医療機関に勤め、そこに来院される患者さんに治療を提供しています。私もそのうちの一人です。
そうして日々の臨床に取り組む中でふと、この治療を必要としている人がどこか他にもにいるのではないか…そんな事を考えることがあります。

ところで、(とても厳しい言い方ですが)鍼灸師は世に必要とされているのでしょうか?この問いに対しては、残念ながら「イエス」と即答出来ないのが現状です。世間では「鍼灸って何?何に効果があるの?」と思う方がまだまだ多いでしょう。
では、鍼灸師を必要としている人はいるのか?これに対しては自信を持って「イエス」と言う事が出来ます。潜在的なニーズを掘り起こし、可能性を探る能力が鍼灸師には必要とされています。
今月の温故知新、はり灸レンジャーの連載記事はグリーンの吉村早也香先生が執筆しています。吉村先生が東北ボランティアの中で見つけた鍼灸の可能性とは。

温故知新は首都圏・関西の医学書取扱書店、教育機関で取り扱いがあり、無料で持ち帰る事が出来ます。
興味のある方は是非ご覧ください。

温故知新オンライン

(坂口)

連載記事に

 前回「はり灸レンジャー」の活動を特集していただいた温故知新で、引き続き、連載記事を書かせていただくことになりました。第1回目はリーダーで、はり灸レンジャーレッドの舟橋さんが担当です。(タイトルカラーもレッドです。)
 [はり灸レンジャー結成前夜] と題して、鍼灸ボランティアをはじめたきっかけなどを綴っています。

連載記事第1回

 次号以降も、各メンバーによる記事を順に載せていただく予定です。ご興味のある方は是非!

 温故知新オンライン http://onko-chishin.net/

(ブルー 森川)

月刊 「温故知新」で特集して頂きました!

こんにちわ、はり灸レンジャーブルーの森川です。

先日、このブログを見て下さったある記者の方に、はり灸レンジャーの活動を取材してもらい、冊子の特集記事として載せていただきました。

「温故知新」はり灸レンジャー特集

月刊「温故知新」といって、「治療家と治療家をめざす人のための鍼灸・手技療法専門マガジン」です。
冊子が置かれているのは、首都圏・関西の医学書取扱書店や、教育機関(鍼灸の専門学校など)です。
残念ながら一般の方の目に触れることは中々ありませんが、治療家の先生や治療家の卵の方に、被災地の現状を知っていただけたらと思います。
私たちの被災地への思いを記事にしてくださりました。

ご覧になられたい方は、出版元の方からも送っていただけるようなので、お問い合わせ下さい。

温故知新オンライン http://onko-chishin.net/
(はり灸レンジャーの特集記事が載っているのは、vol.1 です。)

「からだにいいこむ」の記者の方、いろいろご丁寧に対応していただき、ありがとうございました。

(森川)
 

宮城県、震災前の姿

こんにちは。はり灸ライトグリーンの坂口友亮です。
今回は東日本大震災により宮城県沿岸部がどのように変化したのかが一目でわかる、そんな写真集を紹介したいと思います。

みやぎの海辺思い出の風景―2011・3・11を境に みやぎの海辺思い出の風景―2011・3・11を境に
(2012/03)

商品詳細を見る

私がこの本を知ったのは、前回の第10回訪問時に、「今の風景を見ても、震災前の様子が分からないので被害にあったという実感がわかない」とはり灸レッドの舟橋先生に言ったところ、「こんな本があるよ」と薦めていただいたのがきっかけでした。

本を開くと左のページに震災前、右のページに震災後の航空写真が載っています。
同じアングルから撮影されているので、震災による変化を比較して見ることが出来ます。

撮影範囲は北は気仙沼市、南は山元町までの宮城県沿岸部の市町と、県境の岩手県、福島県も一部。タイトルの通り宮城県にクローズアップした内容になっています。

いたずらに扇情的な文章やデータは無く、淡々と事実が記載されています。
私も実際に訪れた行程を追いながら、震災前はこんな感じだったのか…と想像をふくらませました。
特に南三陸町の防災庁舎は現地を訪れているだけにイメージがしやすく、いかに津波で一帯が洗い流されているかが伝わってきます。

実際に現地を訪れたことがあると、写真の中の風景に降り立つ事が出来ます。シンプルに写真とデータしかない分、そこから何を読み取り、感じるかは読者次第…という構成になっています。

(坂口)