今回の活動を通して強く感じたことは、「支える人を支える」です。
被災地の方を一番身近で支えられるのは、現地の職員やスタッフです。ただ、その現地職員やスタッフの方も、被災者であることが多いです。自分の生活がままならない中、頑張らなければいけない状況にあることもあります。やること、できることがあるのはいいことですが、それにも限度があって、ときには休むことも必要です。そんなスタッフの方の苦労をねぎらい支えることも、外から来たボランティアの役目なのでしょう。
また、老老介護や認認介護のように、介護する人も介護を必要とする場合があります。介護とまでいかなくとも、介護者を支える必要がある場面には、ボランティア中にもよく出くわしました。それは被災地に限らず、これからの高齢社会ではどこでも起こってくる問題でしょう。介護者が疲れていれば、介護される人もつらくなります。そんな介護者を支えていくことも大切です。
被災地で頑張る人を支えれば、そのまわりの多くの被災者の方が救われるのでしょう。そこも意識して、活動を続けていきたいと思います。
(森川)